第10章 黒トリガー争奪戦
迅「来るぞ!」
夏海「見えてますよ!」
太刀川さんが弧月を振るが、迅さんはしっかりとガードする
そこに風間さんがスコーピオンで攻撃する。これも迅さんはガードするが、肩から枝分かれさせて攻撃した
迅さんは間一髪でかわした
それに畳み掛けるようにスナイパーが援護する
そちらの方を見ていると菊地原君と歌川君が、向かってきた
菊地原「この前よりかは強くなってんの?」
夏海「当たり前でしょっ!」
歌川「負けたお前が言えることじゃないだろ…」
同じ隊なだけあってコンビネーションが抜群だ
私がどっちかを相手すると、片方は死角から攻撃してくる
個人では勝てた相手だとしても油断するとすぐやられてしまいそうだ
夏海(でも、負けるわけにはいかないのっ!)
私は自分のからだのまわりにアステロイドの弾を出して四方八方に飛ばした
夏海「アステロイド!!」
2人はシールドを張って私から離れた
致命傷は与えられなかったが、確実にトリトンを削った
ふーっと息をはくと、スナイパーが攻撃してきた
でも、私は大きめに視野を広げていたため、何事もなかったように避けた
すると迅さんが寄ってきて
迅「おい、大丈夫か?そんなにサイドエフェクト使って」
夏海「なんとか………トリオン体なんで……負担は軽いです」
迅「そうか。…でも、今いなくなられたら困るから、夏海は援護頼む」
夏海「はい」