第10章 黒トリガー争奪戦
まずは風間隊の3人が向かってきた
木虎ちゃんと時枝君が、その動きを牽制するように、アステロイドをうつ
風間さんはシールドで身を守り、歌川君は抜けてくる
歌川君はそのまま迅さんに向かっていくが迅さんの方が優勢だ
風間「まさか、こんな形で戦うことになるとはな……」
風間さんはそういうと私の方に突っ込んできた
夏海「そうですねっ!でも、そう思うなら、引いてくださるとありがたいんですけどっ!」
私は風間さんに答えながら応戦する
風間「前より、いい動きになったな」
風間さんはまだまだ余裕だ、という笑みを浮かべていたが、どこか嬉しそうだった
夏海「ありがとうございます!」
そう答えた瞬間太刀川さんが腰を落として弧月を振るのが見えたため、その場から離れた
近くを見ると、迅さんと嵐山さんも飛んでいた
ボンッ
ズン
嵐山さんがメテオラをうつが当たらない
私たちは一旦家の屋根に集まっていた
夏海「次は、こっちを分断しに来そうですね」
嵐山「その場合はどうする?」
迅「別に問題ないよ。何人か嵐山たちに担当してもらうだけでも、かなり楽になる。風間さんがそっちいってくれると嬉しいんだけど、こっち来るだろうな」
時枝「うちの隊を足止めする役なら、たぶん三輪隊ですね。三輪先輩の鉛弾がある」
木虎「どうせなら、分断されたように見せかけてこっちの陣に誘い込んだ方がよくないですか?」
嵐山「そうだな。賢と連携して迎え撃とう」
迅「じゃあ、夏海はこっちにくれ」
嵐山「ああ、わかった」
迅「夏海、お前のサイドエフェクトで援護頼むぞ」
夏海「了解」
迅「うまいことやれよ、嵐山」
嵐山「そっちもな、迅」