第10章 黒トリガー争奪戦
風間「あくまで、抵抗を選ぶか……お前たちも当然知ってるだろうが、遠征部隊に選ばれるのは、黒トリガーに対抗できると判断された部隊だけだ。他の連中相手ならともかく、俺たちの部隊を相手にお前たち2人で勝てるつもりか?」
迅「俺たちはそこまで自惚れてないよ。遠征部隊の強さはよく知ってる。それにA級の三輪隊。俺が黒トリガーを使ったとしてもいいとこ五分だろ。
『俺たち2人だったら』の話だけど」
風間「……!?何……!?」
ダンッ
遠征部隊一同「「!!!」」
嵐山「嵐山隊、現着した。忍田本部長の命により、玉狛支部に加勢する!」
風間「嵐山………!」
三輪「嵐山隊……!?」
太刀川「忍田本部長派と手を組んだのか……?」
タタンッ
嵐山「遅くなったな、迅、朝霧」
夏海「あっ、いえ」
迅「いいタイミングだ嵐山、助かるぜ」
嵐山「三雲君のチームのためと聞いたからな。彼には大きな恩がある」
あとに聞いた話だと、嵐山さんの弟と妹が通ってる学校の近界民を倒したのが修らしい
迅「木虎も、メガネくんのために?」
木虎「命令だからです」
迅「嵐山たちがいれば、はっきり言ってこっちが勝つよ。俺のサイドエフェクトがそういってる。俺だって本部と喧嘩したい訳じゃない。退いてくれると嬉しいんだけどな、太刀川さん」
太刀川「なるほど。未来視のサイドエフェクトか。ここまで本気のお前は久々に見るな。おもしろい。お前の予知を覆したくなった」
ザザザッ
ザッ
この言葉を合図に双方構えた
迅「やれやれ。そういうだろうなと思ったよ」