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ワールドトリガー~大切なもの~

第10章 黒トリガー争奪戦


迅「近界民入隊させちゃダメって言うルールはない。正式な手続きで入隊した正真正銘のボーダー隊員だ。誰にも文句は言わせないよ」

三輪「なん……「いや迅。お前の後輩はまだ正式な隊員じゃないぞ」

太刀川さんの言い分は玉狛での、入隊手続きが済んでても、正式入隊日まで本部ではボーダー隊員と認めてない
つまり1月8日までは、野良近界民、ということだ

迅「へぇ………」

さすがの迅さんでも言い返せない

風間「邪魔するな、迅、朝霧。お前たちと争っても仕方がない。俺たちは任務を続行する。
本部と支部のパワーバランスが崩れることを別としても、黒トリガーを持った近界民が野放しにされている状況は、ボーダーとして許すわけいはいかない」

風間さんはそういうと、城戸司令はどんな手を使っても、玉狛の黒トリガーを本部の管理下におくだろう、と言った

風間「おとなしく渡したほうがお互いのためだ。……それとも、黒トリガーの力を使って本部と戦争でもするつもりか?」

迅「城戸さんの事情は色々あるだろうがこっちにだって事情がある。あんたたちにとっては、単なる黒トリガーだとしても、持ち主本人にしてみれば命より大切なものだ」

夏海「別に戦争なんてするつもりはありませんが、おとなしく渡すわけにはいきません」







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