第18章 本部の隊員
私は昨日のことを話した
みんなはおー、とかうんうんといいながら聞いていたが、一番驚いていたのは二宮さんが京介が来るのを一緒に待っててくれたというところだった
出水「二宮さんが……………珍しいな」
緑川「夏海先輩、あの人平気なの?」
夏海「え?うん。面白い人だよね」
米屋「あの人を面白い人って言えるお前も面白いけどな」
東「おいおい、お前ら。二宮は先輩だぞ?」
緑川「えー、でもなんかあの人は苦手なんだよなー」
夏海「出水先輩は仲いいんですか?同じポジションだし」
出水「んー、まあ、この中じゃ俺が一番仲いいだろーな」
夏海「出水先輩も二宮さん苦手なんですか?」
出水「や、別に。もう慣れたからな」
東「話が変わってるぞ。朝霧と烏丸のことだろ?」
わざと話をそらしていたのに見事東さんに戻されてしまった
そのあとも私は質問攻めをくらって帰る頃には疲れ果てていた
出水「いやー、うまかった!ごちそうさまでした。東さん」
東「ああ、こっちも楽しかった。また何かあったら奢らせろ」
米屋「さすが東さん。太っ腹!」
緑川「次はどこにしよう?」
夏海「ごちそうさまでした。東さん」
東「ああ、烏丸と仲良くやれよ?」
東さんはそういって私の頭を撫でたあと用事があるからといって別れた
出水「おー?朝霧顔赤いぞ?京介のこと意識したか?」
夏海「ち、違います!」
私は恥ずかしくなって本部に向かってズンズンと歩き出した
出水先輩たちはそれを笑って追いかけてくる
米屋「ランク戦してやるから、機嫌直せよ?」
夏海「……………仕方ないですね」
出水「結局ランク戦か!!」