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ワールドトリガー~大切なもの~

第18章 本部の隊員


二宮「お前ら、そろそろ行くぞ」

犬飼「あっ、もうこんな時間!」

夏海「何かあるんですか?」

氷見「昼から防衛任務なのよ」

それを聞いて私はあわてて立ち上がった

夏海「そうだったんですか!?なのに……すみません。長く居座ってしまって」

犬飼「いーの!気にしない!」

犬飼先輩はそういって私の頭を撫でるとトリガーを起動して出ていった
辻先輩たちも出ていくのに会わせて私も部屋を出た

二宮さんに別れ際部隊に誘われたが断った私はランク戦をしようと思い、ブースに向かった

出水「おっ!朝霧!」

出水先輩の声が聞こえて振り向くと、出水先輩、陽介先輩、駿くん、東さんがいた

夏海「どうしたんですか?」

東「朝霧。もう昼は食べたか?」

夏海「いえ、まだですが………」

緑川「なら、今から焼き肉いこうよ!この前の大規模侵攻の東さんの奢り!」

東「どうだ?」

私は東さんに奢ってもらうことにした
ちょうど昼時のため少し待つことになったが、無事に入ることができた
座席順は出水、米屋、緑川そして向かいに朝霧、東だ

夏海「コースはどうしますか?」

米屋「食べ放題だろ」

出水「よし。お前ら、元とるぞ」

米屋「オーケー!」

緑川「ラジャ」

東「朝霧はこいつらにあわせなくてもいいぞ」

夏海「はい」

肉が運ばれてくると、出水先輩たちは次々と焼いていった
すごいスピードで肉がなくなっていく
お店の人も机に積み重ねられた空き皿を見て冷や汗をかいていた

私は既に満腹になったため焼く方に回っている
東さんも肉の取り合いをする出水先輩たちを見て笑いながら、焼くのを手伝ってくれた



米屋「そういえば、朝霧。京介と付き合うことになったんだってな」

ブッ

ウーロン茶を飲んでいた私は下品なことに吹き出してしまった

東「おいおい…………大丈夫か?」

隣に座っている東さんが背中をさすってくれる

夏海「大丈夫です。すみません………。

陽介先輩!いきなり何を言い出すんですか!」

米屋「あれ?違ったか?」

夏海「ち、違わなくないですけど………」

緑川「えー!?夏海先輩烏丸先輩と付き合ってるの!?」

出水「へぇー」

駿くんは身を乗り出して驚き、出水先輩はニヤニヤしてこっちを見ている
東さんはまた笑ってビールを飲んだ


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