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ワールドトリガー~大切なもの~

第18章 本部の隊員


土曜日

私は予定通り二宮隊の作戦室に行くことにした
京介には反対されたけど、地図を貰ってしまったため、行かないわけにはいかない


本部に入って私は地図を見ながら歩いた

夏海「………………あ、ちがう。こっちか………」

本部は広いため何回も道を間違えそうになったが、何とかたどり着いた
私は二宮隊、と書かれた部屋の前で深呼吸をした


「誰?君……」

夏海「ほぇ………!?」

入ろうとして声をかけられたため変な声が出た

「ははっ!!「ほぇ!?」って君面白いね!」

夏海「わ、笑わないでください!」

「あはは!!…………あ、でうちの隊に何か用?」

夏海「あっ、二宮隊の人ですか?

私は朝霧夏海です。先日二宮さんに来てもいい、と言われたので……」

そう言うと目の前の人は目を見開いた

「………そう。俺は犬飼澄晴。よろしくな!

さっ、入って」

そう促されて中に入ると二宮さんとオペレーターのひとがいた

二宮「来たか…………」

二宮さんは犬飼先輩の後ろにいた私を見ていった

夏海「おはようございます。二宮さん」

二宮「ああ。適当に座ってくれ」

そう言われて私は二宮さんの座っているソファの前のソファに腰掛けた

犬飼「そういえば辻ちゃんはまだなんですか?」

「辻くんならもう少しで来るって連絡があったわ」

犬飼先輩の問いに答えたのはオペレーターの人だった

「はじめまして。私は氷見亜季。亜季って呼んで。よろしくね」

夏海「朝霧夏海です!こちらこそよろしくお願いします。亜季さん」

亜季さんと話していると部屋のドアがあいた

「遅くなりました」

二宮「揃ったな」

「誰ですか?」

黒髪の人は私を見て二宮さんに聞いた

犬飼「朝霧夏海ちゃん」

だが、その問いに答えたのは犬飼先輩だった
黒髪の人は犬飼先輩を無視してこちらに歩いてきた

「辻新之助だ。よろしく」

辻先輩は素っ気なく言った

あとから聞くと女子が苦手らしい



それからは犬飼先輩が話していて、二宮さんは聞いているのすらわからない、という感じだったがあっという間にお昼になった


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