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ワールドトリガー~大切なもの~

第18章 本部の隊員


二宮「なんだ。俺が座ってたらいけないのか?」

少し声が低くなったように感じて私は焦った

夏海「い、いえ!全然大丈夫です!はい!」

二宮「…………………思い出した…。
お前玉狛の………!」

夏海「?そうですけど………」

二宮さんは私の顔を食い入るようにして見た

夏海「あの…………二宮さん……………?」

二宮「……なんでもない。
そういえばちゃんとまだ俺のことを言ってなかったな。

俺はB級2位の二宮隊の隊長で個人総合ランク2位だ。
ポジションはシューターで個人ランクは1位」

夏海「…………えっ!?そうなんですか!?………………すみません!私全然知らなくて……」

二宮「別にいい。気にしてないからな」



烏丸「夏海!悪い!遅くなった!」

京介が額に汗を浮かべて走ってきた
私は立ち上がって京介に駆け寄った

烏丸「途中で出水先輩たちに捕まって……………!!」

謝った京介は私の後方をみて息を飲んだ
そして睨み付け、私の肩を抱いた

夏海「きょ、京介…………!?」

京介「二宮さん…………」

二宮「知り合いってのは烏丸のことか」

夏海「あ、はい。ありがとうございました」

私がお礼を言うと、二宮さんは紙とペンを取り出して、何かをかき始めた
そして書き終わったものを折り畳んで私の方に投げてきた
私はそれをキャッチして開くとそこには簡単な地図が書かれていた

夏海「これは………?」

二宮「二宮隊の作戦室の場所だ。次の土曜か日曜、暇なら遊びにこい。


また、迷わないようにな………。

……じゃあな」

二宮さんは京介を一瞬見てすぐに歩いていってしまった

烏丸「帰るぞ」

夏海「うん」

私は京介のあとをついていった


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