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ワールドトリガー~大切なもの~

第18章 本部の隊員


結果は、6-4で鋼兄の勝ちだった
鋼兄は弧月とレイガスト、私は弧月とスコーピオン
そこまで相性は悪くないが、さすがはNo.4アタッカーなだけはある

それに鋼兄には強化睡眠記憶、というサイドエフェクトがあるらしく、おそらく次からはもっと戦いにくくなるだろう

京介たちは強くなくてもいいと言ってくれたが、やはり強くなりたい

前みたいに重く感じてはいないが、弱くては楽しめない

自分よりも強い人がいるということに私はワクワクしていた

村上「そういえば聞いたぞ。………大変だったんだってな」

夏海「うん。でも、もう大丈夫だよ!」

村上「ああ。今日会ってわかった」

夏海「心配かけてごめん……」

村上「まあ、でも元気そうでよかったよ」

あえてなにも聞かないでいてくれる鋼兄の優しさに涙が出そうになったが必死に堪えた

最近涙腺が弱い気がする
少しは我慢しないと

私はそう誓った

村上「………おっ………来たな」

鋼兄の視線の先を追ってみると、こちらにダルそうに歩いてくる男の人がいた

その顔を見て私の目は大きく見開かれた

夏海「あれって……………!!」

私はその人のもとへと走っていき、抱きついた

「うぐっ……!!………なんだいきなり!?」

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