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ワールドトリガー~大切なもの~

第17章 ボーダー復帰


烏丸side

夏海が静かになって少し腕にかかる負担が大きくなった

烏丸「あ…………寝てる」

俺の肩にもたれ掛かるようにして眠っている夏海は何か大きな物を抱え込んでいるように見えた

皆も顔を覗き込む

出水「この短時間で寝れんのか!?」

寝ているとわかったからか声のボリュームを下げる出水先輩

三輪「昼休みに行ったときもいつも寝ていなかったか?」

時枝「睡眠不足ですかね…………ボーダーと距離をおいているのも関係していそうですね」

確かに目の下にうっすらと隈ができている
俺は無意識に手に力を入れていた

米屋「なあ、京介って朝霧のことどう思ってんだ?」

いきなり米屋先輩が聞いてきたため夏海を落としそうになった

京介「何すか?いきなり」

米屋「いや、だってよ。明らかに朝霧を見る目が違うだろ」

出水「あー、確かに。お前普段ポーカーフェイスのくせして朝霧のことになると結構表情変わるもんなー」

佐鳥「もしかして好きなのか!?」

佐鳥まで食いついてくる

烏丸「はぁ。好きだったらどう何すか?」

出水「うおっ!マジか!!」

米屋「お熱いねーー」

時枝は表情を変えない。バレていたということか
三輪先輩は驚いているがなにも言わない
佐鳥はわーわー言っている
出水先輩にしばかれていた

米屋「告白しねーのか?」

烏丸「まだできないっすよ」

夏海「…………ん……」

一同「「!!??」」

俺は起きたのかと焦ったがどうやら起きたわけではないらしい
だが、次の瞬間俺は死ぬかと思った

夏海がすり寄ってきたのだ

烏丸「…………っ!?///」

出水「おー、無意識って怖えーな」

俺はとにかく自分を落ち着かせようとした
出水先輩たちはそんな俺の様子を見て笑っている

そんなことをしながら、本部へと入っていった
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