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ワールドトリガー~大切なもの~

第16章 最悪の目覚め


夏海「あ、おはようございます」

五月父「おはよう。早いね」

夏海「早くに目が覚めてしまったので……おじさんお弁当必要ですか?」

五月父「ああ、じゃあお願いしようかな」

夏海「了解です」

あえてちゃんと寝ていないということは伝えなかった
お世話になっているのに心配をかけるわけにもいかない

私は五月と私、おじさんの分の弁当を作っていった

しばらくするとおばさんと五月も起きてきた

五月母「わあ、美味しそう!ごめんなさいね。朝は弱くて……」

五月「いい匂いだ~」

起きてきた二人も一緒に四人で朝御飯を食べた

五月父「ごちそうさま。……いってきます!」

いち早く食べ終えたおじさんは急いで家を出ていった

夏海「おばさん。お世話になっている間は朝御飯は私に作らせてください」

五月母「ええっ!?それはさすがに悪いわ!」

五月「大丈夫だよ。夏海朝はものすごく起きるの早いから」

理由を考えていると五月が助け船を出してくれた
おばさんは「ありがたいわー」といって信じてくれた


ご飯を食べ終わると五月と二人で学校に向かった

学校に向かっている間はボーダーの人には会わなかった
本部の人はまだ知らないと思った

五月「どうするの?」

夏海「休み時間は寝とくよ。もし誰か来たらまだ体調が完全じゃないっていっておいて」

五月「OK!」

授業は休んでいたが昨日に勉強したのもあって、特に困るということはなかった

昼休みになると予想通り京介が来た
私は机に突っ伏して寝たフリをする

烏丸「朝霧いる?」

クラスの女子にそう聞いたのが聞こえた
小さい声で五月に話しかけた

夏海「五月、よろしく」

五月「はいよ」

五月は席をたって京介の方に歩いていった
二人の会話に耳をすませる

烏丸「夏海を呼んだんだが…」

五月「夏海の親友の要です。
夏海はまだ身体がだるいみたいで……。休み時間になったら寝てるの。
だから起こさないでもらいたいんだけど……急ぎの用なら私があとで伝えておくけど、どうする?」

烏丸「いや、それならいい」

京介は五月にお礼を言って帰っていった
お礼を言うところはさすがイケメンだ

何て考えていると睡魔が襲ってきた



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