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ワールドトリガー~大切なもの~

第16章 最悪の目覚め


学校が終わったら私が五月の家に行くということに決まった

五月が帰ったあとはすでに空は暗くなっていて、先生が入ってきた

医者「大分顔色はよくなったな」

夏海「おかげさまで」

医者「明日は手術が入ったから見送れないんだ。

退院しても何かあったらここに来い」

夏海「はい」

「手術頑張ってください」というと「おう」と返された

先生が出ていってから私は早めにベットに入った





次の日


やはり長時間眠ることはできずに、何回か起きながら睡眠をとった

夢を見なかったからか、昨日よりも身体が軽かった
先生は昨日にいっていた通り手術が入っていて、お礼は言えなかった

ボスと一緒に支部に戻ると陽太郎が抱きついてきた

陽太郎「夏海ー!」

夏海「陽太郎………」

林藤「おいおい、陽太郎。今から夏海と話をするんだ。夏海から離れろ」

陽太郎「むぐぐ………」

納得していないようだったが最後は諦めて放してくれた
私とボスは支部長室に向かった

陽太郎「またあとでなー!」

その声を聞いて私は心の中で陽太郎に謝った

林藤「さて、本題だが本当にボーダーから離れるのか?」

夏海「はい。無理言ってすみません」

林藤「いや、それは構わない。城戸さんには俺からいっておくよ」

夏海「ありがとうございます。…あと私のトリガーはボスが持っていてください」

林藤「……!……わかった。預かっておく」

ボスの前にある机にトリガーを置いた

五月の家に行くことを伝えて部屋を出た

荷物をまとめるために自分の部屋へ行くと、迅さんが扉の前に立っていた

夏海「迅さん……」

迅「………やっぱりこうなったか…」

夏海「この未来が見えてたんですね。いつからですか?」

迅「人型が現れたときだよ。でも、その時はまだこの未来じゃなかった。

この未来が確定したのは京介が緊急脱出したときだ」

夏海「じゃあ、これは最悪の未来ってことですか?」

迅「いーや、最悪から2番目だ」

夏海「それは残念ですね。最悪の未来がどんな未来か……まあ、大体は予想できますけど…」

迅「夏海、す「謝らないでくださいよ」…!」

夏海「謝らないでください……」

私はそれだけ言って部屋にはいって扉を閉めた



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