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ワールドトリガー~大切なもの~

第16章 最悪の目覚め


医者「気分はどうだ?」

夏海「最悪です」

医者「はは………そうか。


嫌な夢を見たらしいな」

恐らく看護師さんが報告したんだろう

夏海「はい。人がさらわれていく夢でした」

医者「そうか。寝れそうか?」

夏海「短い時間なら大丈夫だと思います。
けど、長い時間眠るとたぶんあの夢を見ると思います」

医者「わかった。
外面的にはもう大丈夫だから、明日には退院できる。

それと、ボーダーの人が1人入院している」

夏海「!?…………修か……」

医者「あとで行ってみるといい」

夏海「わかりました、ありがとうございます」

私は先生に修の病室の場所を教えてもらった
朝御飯を食べたあとに行くことにした





修の病室に向かった
修の病室は私の階の1つ下にあった


歩いていると頭は痛むが、身体は特に以上はなかった

コンコンッ

修の病室の扉をノックする
「どうぞ」という声が聞こえて私は中へはいった

そこには女の人がいた

私は一礼して自己紹介した

夏海「初めまして。朝霧夏海といいます。
修君と同じ玉狛支部に所属しています」

女の人は修のお母さんだった
修はまだ目を覚ましていないらしい

三雲母「そういえば、あなたも入院しているの?」

修のお母さんは私の格好を見て言った

夏海「はい…。近界民が去ったあとに私も気を失って、昨日目が覚めました」

三雲母「そう……」

夏海「あの……すみませんでした。

私は最後ずっと修の近くにいたんです。でも、守れませんでした」

三雲母「あなたの責任じゃないわ。もし、責任を感じているならまたお見舞いに来てもらえる?」

夏海「!わかりました」

そのあとは少し話をして私は自分の病室へ戻った



そして、私はこの日から修の見舞いに病室を訪ねた




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