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ワールドトリガー~大切なもの~

第16章 最悪の目覚め


「うわー!!助けてーー!」

C級隊員がさらわれていく

「ああ!!」
「くそっ!」

C級隊員は自分よりも民間人を優先して逃がしていく





映像が替わった

夏海「いやあああーーーー!!」

家族が目の前で殺された
その時いきなり今いる場所とは違うところが見えた

夏海「なに………これ………?」

ひとがどんどんさらわれていく
と思ったら、武器を持ったひとが怪物を倒して人を助け出した

でも、他のところではひとが胸に穴を開けて倒れている


「どうして!どうしてあんただけが………」

夏海「!!」

向こうからは私は見えていないはずなのに、私に向かって言っている

私は耳を塞いだ
だけど、手をすり抜けるように声はだんだん大きくなっていく

夏海「やめて!来ないでよぉ!!」










夏海「………っハァ!!」

私は飛び起きた
びっしょりと汗をかいていた
だんだん汗が乾いてきて寒くなってくる

夏海「………夢………?」


私はベットからでて病室から出ようと、ドアに手をかけるといきなり扉が開いた

顔をあげると先生がいた

医者「ああ、すまない。起きていたのか。

……!!すごい汗だ!少し待っていてくれ。
タオルと着替えを持ってくる」

先生は早歩きで廊下を歩いていった
私はベットに戻って腰かけた

少しすると先生とタオルと着替えを持った看護師さんがやって来た

医者「外で待っているから、終わったら呼んでくれ」

看護師さんはうなずいて扉を閉めた

看護師「まず汗を拭くから脱いでもらえる?」

私はうなずいて服を脱いだ

看護師「すごい汗ね……。嫌な夢でもみたの?」

夏海「はい…」

身体を拭いてもらっている間、私の頭のなかはさっきの夢で埋め尽くされていた

私は弱い……なにもできなかった
周りの皆が私は強いって言ってくれてたから、自惚れてた
私は強くなんてない………見ていることしかできないクズだ

看護師さんが、服を着せてくれた

看護師「先生呼んでくるわね」

そう言って看護師さんは病室を出ていった

私はベットに座って外を眺めているとドアが開いた







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