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ワールドトリガー~大切なもの~

第16章 最悪の目覚め


烏丸side

夏海が急に叫びだした
頭を抱えて苦しそうにしている

烏丸「おいっ!夏海!!
聞こえるか!?落ち着け!」

俺の声は聞こえないのか叫び続ける夏海
途中から夏海の目からは涙がこぼれ落ちた

ナース「どうしたんですか!?」

夏海の叫び声が聞こえたのかナースが来た

出水「朝霧が……いきなり苦しそうにし出して……」

それを聞いたナースは夏海の様子を確認してすぐに扉の方へ向かった
出ていこうとしたナースはこちらを振り替えって

ナース「先生を呼んできます!そのままなにもしないでください!」

といって、走っていった

俺たちは医者が来るまで叫び狂う夏海をただ見ていることしかできなかった

しばらくすると、ナースが医者をつれて戻ってきた
実際には1分足らずだったが俺たちには一時間くらいに感じた

医者「すまないが、少し外に出ていてもらえますか?」

俺たちは黙ってうなずいて病室からでた

病室から出てもしばらくは叫び声が聞こえた
俺たちは聞いてられなかった
それを察したのかナースに今日はもう帰るように言われた

緑川「大丈夫かな……夏海先輩…」

その問いには誰も答えることができなかった
たが、少しあるいたところで出水先輩が立ち止まった

出水「わりぃ。俺のせいだ……。

C級がさらわれたっていったら朝霧が苦しそうにし始めた……」

米屋「それはお前だけのせいじゃねーだろ」

そう言う米屋先輩も元気がなかった

俺たちはそのまま無言で歩き続け、それぞれの家へ帰っていった








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