第14章 大規模侵攻の準備
冬島隊の作戦室にはいると、男性が二人いた
冬島「風間か………?誰だ?」
当真「おっ、あん時の…!」
夏海「朝霧夏海です」
簡単に自己紹介したあと、大規模侵攻のことを説明して作戦室を出た
そのあとは嵐山隊、三輪隊にも説明に行った
次は東隊にいく予定だったが、説明ばかりしていたため二人とも喉がカラカラだった
私たちはランク戦を少し見ながら休憩することにした
ソファーに座ろうとしたがすでに先客がいた
風間「荒船…」
荒船「風間さん……!」
風間「なんだ、村上もいるのか。ちょうどいい」
夏海(村上……!?)
私は風間さんの横から覗いてみると、そこには荒船さんと思われる帽子を被った人と昔よく一緒にいた人がいた
夏海「っ……鋼兄っ!!」
いきなり呼ばれてびっくりしたのか鋼兄は少しの間口を開けて何も言えないでいた、が…
村上「……その呼び方…夏海か!?」
夏海「うん!久し振り、鋼兄」
風間「知り合いか?」
村上「昔家が近所でよく一緒に遊んでたんです」
荒船「プッ……鋼兄って……」
村上「なんだよ……」
荒船「なんでも……」
笑った荒船さんを睨んだ鋼兄は少し不機嫌になった
荒船「あ、なんで二人が一緒にいるんですか?」
荒船さんにそういわれた私たちは用件を思い出して、大規模侵攻のことを話した
すると、隊の人には自分達が言っておく、と言ってくれたためあとは東隊のみとなった
夏海「ありがとう、鋼兄」
風間「助かった、二人とも」
荒船「いえいえ」
村上「そうだ、夏海。この件が終わったら面白いやつがいるから会わせてやるよ」
私は面白いやつが誰かわからなかったが、大規模侵攻のあとの楽しみとしてとっておくことにした
私たちはそのあと東隊のところへいって説明をした
私は風間さんにお礼をいって別れて玉狛に戻った