第14章 大規模侵攻の準備
次の日から私は迅さんと行動を共にすることになった
サイドエフェクトで市全体を見ていると今は朝のため中学生、高校生の姿が目立った
夏海「迅さん。敵さんはいつ来るんですか?」
迅「今はまだわかんないなー」
夏海「攻めてこないのが一番楽なんですけどね」
大規模侵攻が起こるまでは私と迅さんは防衛任務をすることになっているため、学校にいけなくなっていた
だが、今日はトリオン兵が、ほとんどこっちに来ていない
私は嫌な予感がしていた
私たちは迅さんが持っていたぼんち揚を昼御飯がわりにして食べた
私はビルに上ってもう一度サイドエフェクトを使って、全体を見渡した
迅「うお、早いな」
夏海「えっ!?」
迅さんの言葉に振り返ったとき上空が真っ黒に染まった
サイドエフェクトを使わなくてもわかるくらいに門が増えていく
忍田「任務中の部隊はオペレーター、朝霧の指示にしたがって展開!トリオン兵を撃滅せよ!!
一匹たりとも警戒区域から出すな!
非番の正隊員に緊急招集をかけろ!
全戦力で迎撃に当たる!!
戦闘開始だ!!」
忍田本部長の指示によって私たちは別れることになった
夏海「気をつけて、迅さん」
迅「そっちもな」