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call.me

第3章 1



「おはよーございまーす!!」

朝はこの一言から始まる

芸能界では朝昼晩この挨拶なのです。
私が所属するこのシャイニング事務所で私は歌手、女優、事務員として働いています。
まぁ、本職はアイドルな訳で

「あ、おはようちゃん」

「おはようございます、松本さん」

松本さんは私が事務員を手伝い始めてからずっといろんなことを教えて貰ってる女性事務員さん。

「今日はなんのお仕事・・・と言っても此処に来てるってことはまた此処の仕事?」

「あはは、ハイ。午前中は此処で仕事して午後はドラマの撮影です」

「あぁ、こないだ入ったドラマ?」

「そうなんですよ、面白いドラマで」

「面白いって・・・ドロドロの嫁姑話じゃない」

「それが面白いんですよ!」

「ちゃんの役って苛められる嫁じゃないの?」

「だからですよ、こう・・・ああいうの面白いじゃないですか」

なんて言いながら私はカチャカチャとパソコンでシャイニング事務所所属アイドルたちの一ヶ月のスケジュールを書き込む。私もアイドルなんだけどなぁ・・・あ、藍はこの日レコーディングかぁ

「・・・ちゃんってアイドルが本業のはずなのになんでそんなにこの仕事輝きながらやってるの」

と、松本さんはため息吐きながら私に問う

「だって、私が知らないのにあーこの日は誰々と同じスタジオかーとか分かるんですよ?面白いじゃないですか」

笑いながらパソコンを叩く私に松本さんは、ほんとにちゃんは謎だわ・・・とぼやいた


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