• テキストサイズ

call.me

第4章 2




今日は久しぶりOFFだ

だからと言ってすることも無いわけで。
出かけようかと思うが買うものも無いので諦める

部屋に置かれたソファにもたれながら時計のチクタクチクタク言う音に耳を傾けた

「お腹も減ってないしなぁ」

時計の針はてっぺんの12時を指している
ズルズルと重い体を引きずりながら立ち上がりキッチンに立ちミルクティーを入れる、カミュに美味しい入れ方を教えてもらったからお手の物だ
カップは藍に貰ったもの。
茶葉は嶺二がくれたもの、今首で光っているネックレスは蘭丸から貰ったもので。
いつものお礼だ、なんていわれて何も入れずにネックレスだけを手渡されたときは驚いたものだ。
その張本人達はマスターコースの後輩達と仕事らしい。
私にも後輩は居るが優秀な子だからあまり教えることが無い、林檎ちゃんから急に「作曲家の新人ちゃんなの、みてあげてくれない?」なんて言われたときは驚いた、私が先輩なんかになって良いかとちょっと悩んだが皆がごり推してきたせいで受け入れた。
その後輩とあったのはもう数ヶ月前で日向さんに聞いたらどうやらユニットで歌うらしい。
まぁ、そこらへんは良く分からないけどあいつらも一応先輩なんだし大丈夫でしょ、とミルクティーを一口飲みながら考えた。

それから数時間がたってもう夕方、あれから家事をして今日も皆うちでご飯だろうから用意をしなきゃ。と考えて冷蔵庫を開けても空っぽだった

「あぁ・・・アイドルとしてどうよコレ」

仕方ない、と着替えて買い物に行く
化粧をしないで部屋着で行けば案外ばれないのだ、今日のご飯は何にしよう。ちょっと贅沢にフレンチにするか?なんて考える、蘭丸はお肉が無いと怒るし、藍はちょっとカロリー抑え目、嶺二はちゃんと栄養たっぷりのボリューム満点、カミュはなんでも良いけどデザートは絶対。
これを毎回考えて作ってる私を誰かほめてくれ

/ 19ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp