第1章 美しき島と泉と少女
ゾロ「そいつはずげぇーな。なんでここにいるんだ?さっきは家の方にいたはず」
ミゲル「海に出ましたから少し体がべとべとするので。ゾロさんもお入りに??」
ゾロは少し考えると
ミゲルたちに近づくと
輝く泉に少し驚くが上着を脱ぐと泉に布を湿らせ顔を洗った
ゾロ「気持ちいいな。」
ミゲルはゾロの優しげな表情に微笑みだけを返して
また泉に入っていった
するとコハクはしぶしぶと腰をおって
楽しそうに泳ぐミゲルを黙ってみていた
ゾロも同様に楽しく泳ぐミゲルを黙ってコハクとは少し距離を置いて座った
ゾロ「(まるで輝く人魚だな)」
そう心に呟きながら
ミゲルは楽しそうに泉であそんでいた
するとゾロの後ろにイズミがいた
ゾロは一瞬びっくりするが視線はミゲルから外すことはしなかった
イズミ「あの子はかわいそな子じゃ」
ゾロ「どういう意味だ」
イズミ「あの子は人間に捨てられておる・・・その巨大過ぎる力によって何もしておらんのに家族に見捨てられそして信じていた親友にも裏切られてもなお迎えに来ると信じてこの島におる・・・あの子は生まれて間もない頃に両親に殺されそうになっておる。そのことは本人は知らんがのぉ」
ゾロ「あんなに小さい餓鬼なのにか」
イズミは優しく微笑むような表情をして
ゾロを上から見下ろすように見ていた
ゾロはなぜのこ大蛇が少女のことを話すのかは不思議だった