第1章 美しき島と泉と少女
その日はもうすでに日が落ちていたために
ミゲルの家に寝泊りすることになった
部屋は少ないために
男は空き部屋にそしてチョッパーと女性人はミゲルの部屋に寝ることになった
ミゲルは彼らの食事のあと片付けをしていたとき
コハクが片付けをしているミゲルに声をかけた
コハク「(良いのか信用して)」
コハクは人間に同胞や家族を殺されていて
人間はミゲル以外を信用してはいなかった
ミゲルのことは信用しているために
彼女の決めたことに反対はしないが
少しの抵抗・・・
仲間がまた殺されないかを心配していた
ライオンの中では彼が一族の長だからだってことはミゲルも重々理解していた
この島にミゲルが来た時
最後までミゲルのことを信用してはいなかった彼だったが
ミゲルのやさしさや動物たちの信頼にコハクは彼女のことを少しずつ
信用していってくれていたのだ
ミゲルの周りを見てきたコハクだからこその信頼
だがコハクにとって人間は憎むべき種族だとしか考えが行き着かなかった
ミゲルはコハクの立派な鬣を触って
やさしく微笑んだ
ミゲル「大丈夫・・・ここはイズミさまの力によって守られているし。彼らが危害を加えることになったとしたら強制的に島から出されてしまうのですから」
そうこの島はイズミの力によって島は守られていた
ミゲルが最初に彼らとの約束をしたことは少し意味をなしていた
なぜならイズミの力は最初に上陸する前に契約を交わして
その契約が破られたとき強制的に島から出させるっというイズミの力を使っているから
ミゲル「私は泉に行きます・・・海の塩をかぶっていますので」
コハク「(一緒に行こう・・・)」
ミゲル「はいっ!」
その時ナミが隠れて聞いていたことは
ミゲルもコハクも気づいてはいなかった
コハクの後ろに乗って森の中心に向かっていた
その後ろ姿を見ていたナミ
ナミ「あの子・・・この島に一人なんて・・・あんなに小さいのに」