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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第5章 点差




プレイの凄さに観客は声をあげたが、黒子は冷静に「…火神君」と火神の方を向いて呼んだ

それに火神は「…あぁ」と返事をしてから目を見開いたまま、説明を始めた



「…あぁ、両手持ちってのは片手持ちよりパワーが出るかわりに高さが出ねぇ。それでレーンアップからのウインドミル…あんなのオレもやったことねぇ」


「(これが“神に選ばれた躰” を持つ男!ジェイソン・シルバー!!)」


[はははは見たかサル共!!お前らには一生できない芸当だろう!?努力なんかじゃ埋められない絶対的な力の差なんだよ!!]



驚いている日向達に追い打ちを掛けるように言ったシルバーはその後も1人でOFもDFも行っていた

それを見た景虎は第2Q残り5分を切った所でT.Oをとった





カゲトラ「さぁて…やべーな。向こうもいよいよ本性出してきやがった」


「紫原君…大丈夫ですか?」


「んーヨユーだけど〜?けどアイツムカツク〜ぜーったいヒネリつぶしてやる〜」



そう言いながら紫原は頬を膨らませつつレモンのハチミツ漬けを食べていた

黒子が彼に問い掛けた意図をわかっている相田は「ポジションをほとんど無視して暴れ回ってるシルバーだけど、それでも基本マークは紫原君…その分体力の消耗が特に激しい…!」と考えていた

そんな暴れ回っているシルバーを何とかしなければならないことをわかっている景虎は「とにかく何とかしねぇといけねぇのはシルバーだ」と口を開いた




「今の5人はバランスはいいが、シルバーを止めるには、ちと馬力不足だ。メンツを変えるぞ
赤司・緑間アウト、黒子・火神・インだ」


「…!ちょっと〜それってつまり…」


「お、さすが察しがいいな。じゃあ説明は不要だな。火神を入れてインサイドを強めたのはその為だ。

赤司のかわりにボール運びは黄瀬、お前の器用さがあればできるだろう」


「いや、じゃなくて〜あんな奴オレ1人でも…」



反論をしようとする紫原に赤司は「紫原」と彼の話を止め、「監督の指示に従え。お前1人では勝つのは無理だ、今はまだ」と少し険悪な雰囲気を漂わせながら、話を続けた





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