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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第5章 点差




「(オレと1on1だぁ!?どういうつもりだ…!?)」


[(別にお前を選んだワケじゃねぇ、誰でもいいんだよ)]



シルバーはドリブルの末、身体に合わない速さで青峰の事を抜き、[オレ様に勝てる奴なんていねぇんだからな!!]と言った

それに青峰は「なっ…速ぇえ!!」と目を見開き、若松は「バカな…青峰が抜かれた!?」と叫んだ

ゴールに向かうシルバーに紫原がギリギリ追いつきブロックに跳んだ。がしかし、「ヤッバ…なんだこのパワー…!!」と紫原はバランスを倒して崩れ、得点を許してしまった




「何ぃー!?全員が天賦の才を持つ「キセキの世代」その中で最も速さのある青峰が抜かれ、最も力がある紫原がふっとばされたー!?」


「ウソ…だろ…」


[オイオイちょっとやる気出しただけでこれかよ?つくづくサルは貧弱でまいるぜ !
ケガしねーように気をつけてやらねぇとな!ははははははは!!」



豪快に笑うシルバーに紫原は睨み、「全部は聞きとれなかったけど…ケンカ売ってんのはワカったよ」と返し、青峰も同じく「…やろう」と返した

試合が再開され、赤司が自らシュートをフリーの状態で撃とうすると、シルバーが見事なまでに止めた




「なっ…」


「赤司が…!?」


「(想定外の距離から追いつかれた。この瞬発力は…!!)」


「Jabberwockの反撃っ…って、げえ!?もうあんな所に!?シルバー!!」



観客の目線の先ではシルバーの後ろで黄瀬と緑間が走っていた。だが「ぐっ…くっそ…マジっスか!?」「追いつけん!!」と言葉の通り彼らが追いつけるような様子はなかった

そんな様子を見たシルバーは[なんだよそれで全速力か?もうゴールついちまうぞ?しょうがねぇな…じゃあ指くわえて見てな!!]と言ってゴールに向かって跳んだ

フリースローラインから跳んだため当初はレーンアップかと思いきや、”両手持ちのウインドミルダンク”だった





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