第3章 集合!
「名前っちぃぃぃ!」「名前ちゃん!」
「ぐぇ」
前からは黄瀬、後ろからは桃井と抱き締められた彼女は息ができないのか、だんだんと顔色が悪くなっていった
そんな彼女を見た青峰は黄瀬の頭をスパーンと叩いてから2人を引き剥がした
そして彼は苗字の前に立った
「…おう、久しぶり名前」
「久しぶり青峰」
「胸、成長したか?」
「お前はそれを挨拶だと思ってんのか?こんにちはから教えてやろうか?」
「名前ちん久しぶりー」
「おうよ久しぶり紫原」
「メールありがとね~」
「咄嗟だから適当だったけどね」
「まあいいよー」
「…久しぶり、なのだよ」
「そのやかんは…ラッキーアイテムか?」
「?もちろんなのだよ?」
「…一気に水分がとれるね」
「ブホァッ!何それ!スクイズ使えよ!」
「…相変わらず元気なこった…お久々高尾」
「おう!久しぶり名前ちゃん!」
そう彼らと苗字が会話しているといつの間にか彼女の周りに人が集まっており、なぜか彼女は若松とも知り合いのようだった
「え、苗字今戻ってきたのか?」
「空から降ってきたけど!どこから来たの!?」
「つうかオレ…幽霊かと思ってビビったんだけど…」
「まったく主将がそんなんじゃダメでしょ!」
「アイタッ!」
「オレをクッションにするとか酷くないっスか!?」
「犬を枕にするってよくあるよね」
「ないっスよ!?」
火神、日向、相田、黄瀬と会話を交わしていると彼女の視界の端に赤髪と水色の髪が見え、彼女はクルリとその方向を向いた
「…お久しぶりです。名前さん」
「久しぶりだね名前、また会えて嬉しいよ」
「うん、久しぶり。まあ空から来るのは想定外だったけど…とりあえず、アメリカチームと戦うんでしょう?」
「流石、話が早いですね」
「どーも」
彼女を加えたためか、景虎は「じゃあ今度こそ…」ともう1度円陣を組ませた
「『VORPALSWORDS』、始動!」
「「「おお!!」」」