第3章 集合!
「私達も協力しますよー」
「わお、改めて見ると壮観なメンツねー!」
「桃っち!」
「テツくーん♡」
「う゛っ」
「さつきお前毎回それやんねーと気がすまねぇのか」
「だってぇ〜…我慢できないんだもん♡」
いつも通り黒子に抱きついた桃井を他所に相田がいることに驚いた火神は「カントクも…!?」と彼女に指をさしており、相田はそれに「何よー聞いてなかったワケ?」と呆れて溜め息を吐いた
「特別チームのアシスタントコーチとマネージャーってとこだな。リコたんは試合までの練習メニュー作成とオレの補佐」
「任せ…やめてよその呼び方!!」
「桃井ちゃんはチームサポートと情報収集」
「もうまとめてあります!」
持参して来たバッグからディスクを取り出す姿に火神は「はえぇ!!」と驚いていたが「キセキの世代」にとってはそれが当たり前なのか普通にスルーして赤司が「あと控えの選手は…?」と問い掛けた
相田に怒られている景虎が「ああ、そろそろ来るはずだ」と言うとそこにちょうど「ウィース」「ちわす」「遅れてすんませーん」と3人が入ってきた
そこに入ってきたのは誠凛バスケ部主将の日向、秀徳バスケ部PGの高尾、桐皇学園バスケ部新主将の若松だった
「どーもーウチの真ちゃんがお世話になってますー」
「だまれ高尾」
手を振る高尾に黄瀬は手を振り返し、日向が「さすがに圧倒されるぜ…いいんかなオレいて…」と考えていると赤司が察したのか、「あまり固くならずに、もちろん歓迎しますよ」と微笑んだ
それに日向は「心読まれてしかも年下に優しくフォローされた!」と驚いていた
「控えって…いるイミあんの〜?この人がオレの控えってこと~?」
「お前みたいなのがいっから呼ばれたんだよ!初めて話したけどマジムカつくな!!」
「はー?」
「そーゆーこった。主力メンバーは実力は文句なしだがアクも強い、今来た3人は女子2人と相談して決めた
単純な実力だけでなくチームバランスをとる意味も含めた人選と理解してくれ。
さぁ…これで全員そろった。対Jabberwock連合チーム…『VORPALSWORDS(ヴォーパルソーズ)』始動だ!!」
「「「おおう!!」」」