第3章 一目惚れ
莉穂 「あ、明里来た。おはよー明里。」
明里 「お、おはよう莉穂。私、間に合った?」
莉穂 「うんギリギリね。」
明里 「本当、間に合ってよかったぁ。」
私、月宮明里。
○○市立第二中学校に通う、1年生。
今日は、私が所属する卓球部の、先輩の試合の応援。
だから遅刻はやばかったんだけど、間に合ってよかった〜。まぁ、ばれなきゃいいんだけどね。
でも、遅刻しそうになったのは、わけがあるんだよ。それがね、
莉穂 「ねぇ明里」
明里 「なっ何、今いいところだったのに」
莉穂「何がいいところなの?まぁいいや。ところで、なんで遅刻しそうになったの?」
明里 「そっそれ!なんでって、莉穂が待ち合わせ場所にいなかったからでしょ!」
莉穂 「待ち合わせ場所?何それ?」
明里 「何それって、昨日一緒に行こうって話したじゃん。なんで来なかったの。」
そう、遅刻しそうになったの莉穂のせいなの。
莉穂「あれ?そうだったっけ」
挙句の果て忘れるって、まったく。まぁ、こんなようなこと、そろそろ慣れてきたよ。なんせ、幼馴染ですから。
明里 「もうっ次からは気をつけてよ。」
莉穂 「はーい気をつけます。」
なんて言っても、すぐ忘れるんだけどね。