• テキストサイズ

教えてっ🍏ティーチャーっ!! -K.H-

第12章 🍏Story11🍏  想いよ届け


宏光side


『アンタも自分の本当の気持ちを伝えろよ。』



昨日の放課後、まさか高地に背中を押されるなんて思いにもよらなかった。



だから今日、決心が鈍らないうちに俺の気持ちを伝えることにした。



「っ琴吹、まだ帰ってないといいけど......」



宏光は早歩きで百合がいる教室に向かっていた。









『琴吹とも、必要最低限に関わらないでください。』





「っ......」





『やっと進路も定まってきたのに、こんなことで潰れて欲しくないですから。』






だが脳裏に唐突、昨日太輔に言われた言葉を思い出してしまった。



「っ......」



そして宏光は足をその場で止めてしまった。すると、



「北山先生、何そんなところで突っ立てるんすか?
早くしないと百合が帰っちゃいますよ。」



「っ高地......」



涼介と一緒に部活へ向かう途中の優吾が前から声をかけた。



「......安心して行ってきて大丈夫ですよ(微笑)」



「っ......わりぃな高地(苦笑)」



またカッコ悪いとこ見せちまったよ......(苦笑)



そうだな、琴吹が帰らないうちに急がないとな。



宏光は再び足を教室に向かわせた。
















「おい高地、お前さっきから何言ってんだよ(苦笑)」



「別に、なんでもねぇよ。
ちょっとした魔法をかけただけ(笑)」



「なんだよそれ(苦笑)」



「いいからいいから!早く部活行こうぜ!」



「はいはい......」
(マジで何なんだよ......汗)



涼介は最後までチンプンカンプンだった。


/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp