第12章 🍏Story11🍏 想いよ届け
__翌日
「はよう百合!」
「おはよう優吾!」
「なぁ百合、宿題写させて!」
「えぇ?やだよ(笑)
宿題は自分でやらないと意味ないでしょ!」
「......ケチ。」
「ケチで結構!
精々今日の授業で藤ヶ谷先生に怒られるんだね(笑)」
「えぇ......じゃあ帰りにアイス奢る!」
「もうアイスなんかで釣られません!」
「HL始まっちゃうだr..“キーンコーンカーンコーン...”......」
「あらららぁ......ドンマイ(笑)」
「クソぉ......「HL始めるぞー」」
結局優吾は宿題を見せてもらえず、
侑李に教えてもらいながらなんとか授業までに間に合わせた。
__放課後
「高地ー!早く部活行こうぜ!」
「あぁ!じゃあ百合、また明日な!
......あ、そうそう百合!」
「はい?」
「ちょっと耳貸せ!」
「なによ......」
「いいから!」
「えぇ?」
百合は渋々と優吾の元に行く。
「なになに?高地なn「山田は黙ってろ(黒笑)」......はい(汗)」
「優吾、一体何なの?」
「いいからいいから!」
「......?」
百合は耳を傾け、優吾は膝を曲げた。
_コソッ「自分の気持ちに嘘をつくなよ。」
「え?」
「変な意地張るんじゃねぇぞ。じゃ、俺は部活行くわ!
涼介、行こうぜ!」
「お、おう......」
(一体なんなんだよ......汗)
優吾は涼介と一緒に部活へ行った。
「自分の気持ちに嘘をつかない......一体何のことよ......」
優吾の言葉が理解できないまま百合は帰る支度をした。
そして帰ろうとした時......
「っ琴吹!」
「ぇ......」
「っ琴吹、ちょっと用があんだけど......いいか?」
「北山、先生......」
教室の外から顔をのぞかせていたのは宏光だった。