第10章 🍏Story9🍏 それぞれの思い
「「「終わったーっ!!」」」
「......。」
「はいお疲れー......と言いたいとこだけど!」
「「「はい?」」」
「山田と有岡、数学の横尾先生が呼んでたぞ。多分赤点の話だ(笑)」
「「うぇぇ!?」」
「ふたりは急いでいったほうがいいぞ?(笑)」
「や、やべ!山田行くぞ!」
「お、おう!」
(横尾先生怖いもんなぁ......汗)
二人は急いで生徒会室を出て行った。
「二人共たいへぇん(笑)」
「そういう知念も、進路担当の櫻井先生が呼んでたぞ?
まぁ安心しろ、山田と有岡みたいにおしかりの呼び出しじゃねぇから(笑)」
「わかってます、あの二人よりは断然頭良いですから(笑)
じゃあ僕も行きますね。」
侑李も生徒会室を後にした。
そして生徒会室には百合と太輔の二人だけとなった。
「じゃあ私もそr..「琴吹、最近どうしたんだ?」......っ!」
「お前最近悩んでるような顔してばっかだし......
進路関係でなにかねじれたりしたのか?」
「っ違います!進路に関しては、もう専門学校で決まってますから......」
「じゃあなんで......」
「っ藤ヶ谷先生には関係ないことですから......」
「っ関係なくなんてねぇだろ!......俺お前の担任だぞ?」
「っ担任の先生にだって、言いたくないことだってあります!」
「っ......!」
「っ......」
っ私、勢い余って先生に口答えしちゃったよ......
「っごめんなさい......私......」
「っいや、俺のほうこそすまなかった......少し入りすぎたな......」
「いえ......それじゃあ失礼します......」
百合は急いで生徒会室を後にした。
「っまた逃げちゃったよ......」