第10章 🍏Story9🍏 それぞれの思い
__教室
「お!今日はC4揃って登校だぜ(笑)」
「「「「その呼び方は止めろ(黒笑)」」」」
((((今激しく藤ヶ谷先生を恨む!))))←
「おお怖!」
(チビッコ4人組って言われてるだけあってあんま怖くねぇ......)
百合が席に着くのと同時に...
「よいしょ...「おっはよう高地!」......優吾?」
「おはよう!お前今日は随分早いじゃん(笑)」
優吾が朝練から帰ってきた。
「っ......」
(いつもどおり、いつもどおりでいいのよ琴吹百合!)
自分の中に言い聞かせる。
自分に言い聞かせているうちに優吾は自分の席の前までに来ていた。
「ぁ......」
「百合おはよう。」
「ぁ、おはよう......」
優吾はそのまま席に着いた。
「っ......」
(今のうちに言わなきゃ!)
「っねぇ優吾!」
「どうした?」
「っ昨日のこと、なんだけどさ......昼休み大丈夫かな?」
「あぁ、大丈夫だよ。昼休みな?」
「うん、昼休み......」
(思ったより淡々としている......優吾も、同じ気持ちだったのか?)
そんなことを思いながら百合はせっせと教科書やノートを机に入れていった。
_ガラッ「HLやるから席着けよー」
「......。」
(また今日が一日始まる、がんばらないとなぁ......)
太輔が教室に入ってきたのと同時に思う百合だった。