第10章 🍏Story9🍏 それぞれの思い
__昼休み
「優吾、朝のこと......」
「わかってる、ここじゃあれだからまたピロティに行こ。」
「うん。」
「ねぇ、ふたり揃ってどこ行くの?」
「ちぃには関係ないよ(苦笑)
すぐ戻ってくるから。」
「ふぅん......でもできるだけ早く戻ってきてよね?
半から生徒会会議があるんだから!」
「はーい!」
百合と優吾は昨日と同じところに移動した。
「優吾、昨日の告白のことなんだけど......」
「うん......」
「私、優吾と付き合うことはできないよ......」
「うん、なんとなくわかってた......」
「ごめんなさい......」
「百合が謝ることじゃねぇよ、俺も急に告ったりしてごめん。
俺の気持ちを、伝えたかっただけだから......。」
「優吾......っあの、」
「......また、いつもみたいに仲良くしてくれないか?」
「え?」
「自分勝手かもしれないけど、またいつもみたいに接して欲しいんだ......」
「っ......」
っ優吾も、同じこと思ってたんだ......