第9章 🍏Story8🍏 告白
宏光side
__保健室
高地の奴、今頃琴吹に告白でもしたのかな......
「......もしそうなら、」
琴吹はなんて答えるんだろう......
_ガラッ「北山先生、」
_ボケェ「......。」
「北山先生!」
「っ!?」
(誰!?)
ボケっとしていた宏光は思わず顔を勢いよく上げた。
「っ北山先生......大丈夫ですか?(苦笑)」
「っ藤ヶ谷先生......」
少し驚いた様子で宏光を見る太輔の姿があった。
「ボケっとしてどうなさったんですか?(苦笑)」
「っすいません(苦笑)
藤ヶ谷先生は、どうしたんですか?」
「ちょっと足を捻りまして(苦笑)」
「足?」
「えぇ、生徒の口車に乗せられて俺もゲームに参加したんですよ。」
「......まさか、調子乗って捻ったっていうやつですか?(苦笑)」
(この人に限ってそれはなさそうだけど......)
「その通りです(苦笑)」
......うっそぉ!?
「ぇ......嘘ぉ......」
「嘘じゃないですよ(苦笑)
足、診てもらっていいですか?」
「あ、はい!」
「......俺も歳ですかねぇ(苦笑)」
「その前に俺のほうが歳ですから(苦笑)」
ちょっとした雑談もふまえながら藤ヶ谷先生の足を治療した。
__5分後
「......はい!これで大丈夫です、激しい運動しなければ大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます。」
「いえいえ!」
「......北山先生、」
「はい?まだどこか痛いんですか?」
「いえ違いますよ......部活中高地、様子変だったんですけど何か知りませんか?」
「高地が?......でもまたなんで俺に?」
「最近琴吹と話してるし、だったら
幼馴染の高地もって思ったりしたんですけど......」
「はぁ......」
(まさか高地、今日にでも告ったのか?)