第9章 🍏Story8🍏 告白
「高地のことも、なんか知ってませんか?」
「えっと......高地だったら、今日の昼休み俺んとこ来ましたよ......」
「何か言ってましたか?」
「好きな子に告白したいって相談でしたよ......名前は、言えませんけど......」
「......なるほど、高地のあの様子わかりました(苦笑)
ありがとうございます。」
「へ?」
「目星はつきましたよ。」
「は、はぁ......」
「高地等々告ったか......俺、余計な邪魔しちゃったな(苦笑)」
「邪魔って?」
「まぁ色々と(苦笑)」
「はぁ......」
話がわからん(苦笑)
でも高地の奴、やっぱり告白したのかな......
「部活前なんて高地にボール喰らいましたもん、腹に。」
「......(汗)」
(一体どんなことを......汗)
「やっぱり北山先生は、保健の先生向いているのかもしれませんね。」
「どうも......」
「俺に何かアドバイスってありますか?」
「アドバイスですか?」
「えぇ(笑)」
「特にないですけど......いつまでも若くはないってことで(苦笑)」
「そうですね、また怪我しないよう気をつけます(苦笑)」
「はい(苦笑)」
「じゃあ俺は失礼しますね、ありがとうございました。」
「いえいえ!怪我したらまたいつでもどうぞ(笑)」
「はい(笑)」
こうして太輔は保健室を後にした。
「......あの様子、やっぱり藤ヶ谷先生は琴吹のことなんとも思ってねぇのかな?」
ちょっとホッとした宏光だった。