第9章 🍏Story8🍏 告白
そして藤ヶ谷先生を何とか追い払い...
「話は戻るけどよ......」
「うん。」
「俺......
百合のことが好きだ。」
ついに言っちゃった......
「......ん?」
百合はぽかんと笑顔を見せたまま少し固まっていた。
「俺、小学校の時からずっと好きだった......」
「優吾、いきなりどうしちゃったの?
涼ちゃんとドッキリ?」
「ドッキリじゃねぇし......わざわざ、ここまでしてドッキリなんてしねぇよ。」
「えっと......話が追いつかないんだけど(苦笑)」
「どこがだよ......俺は百合のことが好き、ただそれだけだ。」
「っ優吾......それ、本当に?」
「あぁ。今すげぇ戸惑っていると思うけど、俺の本当の気持ち伝えたかった。」
「っ嘘......」
「嘘じゃねぇよ......」
「っ......!」
百合は思わずその場を走っていってしまった。
「......。」
やっぱり百合、混乱しちゃったか......
「っごめん、百合......」
優吾はその場に佇み、走っていく百合の後ろ姿を見ていた。