第7章 🍏Story6🍏 全てを打ち明けて
コンビニで用足しを済ました二人は学校に着き...
「じゃあ俺はそのまま校庭行くからまた後でな!」
「うん!」
優吾と別れ、百合は昇降口に向かう。
「やっぱりまだ誰も来てないよねぇ(苦笑)」
靴箱に靴はなく、ほとんどが上靴だった。
ローファーから上靴に履き替え教室に行こうとした時......
「あれ?琴吹じゃん!おはよー(笑)」
「っ北山、先生......」
「琴吹って部活とかやってたっけ?」
「っいえ!今日は早く学校行きたい気分だったので早く来ちゃいました(苦笑)」
「......何か、また無理して笑ってねぇか?」
「......ぇ?」
「......また昨日と同じように顔してる、家族と何かあったのか?」
「っ......」
(昨日、お兄ちゃんに襲われたとかなんて言えないよ......)
「図星だな(苦笑)
.......時間は十分あるし保健室に来いよ、今丁度開けるとこなんだ。」
「っ話すことなんて、ありません......」
「そうは見えないけど?」
「っ......」
「何でも一人d...って琴吹、お前......
泣いてるのか?」