第6章 🍏Story5🍏 助けを求めて...
優吾Side
あの後恵吾はひたすら『送ってく送ってく!』と言っていたが
そんな弟をほっといて百合を家まで送ることにした。
送ると言っても50メートルほどだが......
「毎度毎度恵吾がわりぃな(苦笑)」
「ううん!可愛いもんじゃん(笑)
私は弟が出来たみたいで好きだよ!」
「あんな弟、毎日いると疲れるぞ?(笑)」
「そうかな?」
「あぁ(笑)
まぁお前の場合、恵吾はベッタリくっつくだろうな(苦笑)」
「(笑笑)」
距離は本当に少ししかないからあっという間に百合の家の前に着いた。
「......あれ?明かりがついてる......」
「誰か帰って来たんじゃねぇの?」
「......お兄ちゃんかな?」
「そうかもな、じゃあまた明日学校でな!」
「うん!お休み優吾!」
「お休み百合!」
百合に別れを告げ、俺は家に戻った。
けど、まさかあの後"あんなこと"になるなんて......
俺は知る由もなかった......。
何であの時俺は......