第4章 🍏Story3🍏 少し見えてきた希望☆
ボソッ
「無理して笑うなよ......」
「ぇ......」
「無理して笑うな!」
「っ......」
「今の琴吹が......すげぇ無理してること、伝わってくるよ......」
「っ別にそんなk..「っんなこと、すぐわかる......」..っ......」
「俺保健の先生だぞ?
生徒の悩みを解決するのも俺の仕事!」
「っ......」
「保健室では...怪我の手当てだけじゃなくて...
担任の先生や、親に言えない悩みを聞いたりもするんだ......」
「......。」
「でも俺は男だし......女子にとって相談できることは少ねぇだろうけど、
力になりてぇんだよ......生徒の、力に......」
「......北山、先生......。」
「だから......辛くなったらいつでもここに来いよ。
愚痴でもなんでも......琴吹の話聞いてやるから......」
「......ありがとうございます、北山先生(微笑)」
一瞬キョトンとした百合だったがすぐ笑顔になり、
宏光に小さく微笑んだ。
「っ......」
「そう言ってもらえて、気分が楽になりました。
でも私は......本当に大丈夫ですよ?」
「っかも、しれないけど......もし何かあったら来いよな?」
「はいっ(微笑)」
「......(微笑)
じゃあ......気分を変えて別の話しようぜ!」
「いきなりですか?(笑)」
「はいはいはい質問ターイム!
ジャンケンして勝ったらその人に質問!」
「だから展開がはy..「最初はグー!じゃんけん...」...ぽん!」←
宏光はチョキ、百合はパーだった。
「結局やってんじゃん(笑)
よし、俺の勝ちだな!」
「うぅ......負けたぁ(´・ω・`)」
「(笑笑)」
(何か小動物みたいで可愛い......)
自分の出した手を見見ながらうなだれる百合を可愛いと思う宏光だった。