第4章 🍏Story3🍏 少し見えてきた希望☆
「じゃあ俺からの質問は......」
「はいっ!」
「理想男性の最低限身長!」←
「身、長......ですか?」
「そっそっ!
やっぱり琴吹は長身の方がいいのか?」
(これが一番気になる!)
「うぅん......身長は、高くない方がいいです(苦笑)」
「っマジで!?」
(何か今すげぇ嬉しいんだけど!)
「私自身が身長低いですから、高すぎない方がいいです!」
「へぇ~♪」
(希望が見えてきたかも!)←
「でも北山先生も、私から見たら大きいですよね(笑)
みんな低い低いって言ってますけど......」
ガクッ
「そ、そうなのっ!?」
(嬉しいはずなのに全く嬉しくないんだけどぉ(泣))
「私の理想身長は......160㎝から170㎝の間ですかね......?」
「よしっ!」←
(なら許容範囲だ!)
「なにが『よしっ!』何ですか?」
「へ?......いや何でもないよっ(苦笑)」
「......そう、ですか?」
「おうっ!」
「......?」
その後も沢山話した二人......
「じゃあ私、そろそろ帰りますね!
陽も暮れてきたし......」
「だな!引き留めて悪かったな(苦笑)」
「いえ!凄く楽しかったです!
また......ここに来てもいいですか?」
「あぁ!いつでも大歓迎だよ。
サボりは、避けてほしいけどね(笑)」
「はい(笑)
じゃあ失礼します!」
百合は大きくお辞儀をし、保健室を後にした。
「理想身長は160から170ねぇ♪」←
これで少しは、琴吹に近づけたかな......
宏光は百合が出て行った扉を眺めながら思うのだった。