第14章 🍏Story13🍏 ずっと大好き♥
__2年後...
宏光side
百合が専門学校に入学して2年、百合はこの2年間に
沢山の勉強と実践を積みファッションデザイナーとして十分な実力をつけた。
だから無事に就職!本人曰く自分の実力を沢山つけたら
自分のブランド店を出したいんだって!
そしてメイクアップに興味があったようでデザイナーの実習と両立させながら
メイクアップアーティストとしても資格も取った。
だから俺と直接会う機会は少なくて......
学校にもほんのたまにしかこれなかった。
でも俺らは毎日連絡を取り合っているよ?
百合の愚痴話を聞いたり相談に乗ったりね。
百合の学校生活はかなり充実しているようで
同じ夢を持つ仲間も沢山出来たらしい。
でもその仲間の中に男も混じってるから少し不安(苦笑)
けど百合はかけがえのない仲間を手に入れたわけだし、
俺も百合を信じてるしね。
今日は専門学校の卒業式、俺は学校門の前で待機中。
俺が待機中だっていうのは......
百合には言ってないの(笑)
だって言ったらサプライズにならないからね!
「......百合の奴、早く来ねぇかなぁ(微笑)」
宏光は手のひらにあるあるモノを眺めながら
百合の卒業式が終るのを待っていた。