第14章 🍏Story13🍏 ずっと大好き♥
朝食を食べ終え身支度を整えた百合。
「もう帰っちゃうの?」
「だって入学準備とかあるんですもん......準備に早くこしたことはありません!
忙しくなるって言っても、最初の方だけだと思いますよ?」
「ふぅん......」
ちょっと不服そうにする宏光。
「......できるだけラインでも電話でもしますから......学校にも、
行けたら行きますよ......」
「......じゃあなんとか耐える!
夢......いいファションデザイナーになれるよう頑張れよ。」
「......ありがとうございます(微笑)
じゃあ私は失礼しますね。」
百合は軽くお辞儀をすると宏光に見送られながらドアを開け出て行った。
「......っやっぱ下まで送ってく!」
「わざわざそこまでしていただかなくて結構です(苦笑)」
「っこれくらい彼氏として当然だし!」
「わかりましたよ(苦笑)
じゃあお願いします(笑)」
急いで靴を履き、宏光は百合を下まで送ることにしたのだった。
下まで送ってもらい...
「ありがとうございます、もうここまでで結構ですよ?」
「ぉ、おう......」
(なんか寂しい......ずっと俺んちにいればいいのに......)
「......。」
(この人、結構独占欲強いんだよねぇ......苦笑)
「......なぁ、キスしてもいい?」
(ほらね...苦笑)
「いいですよ......ん」
百合は目を閉じ唇を少し近づけた。
「......」
_チュッ...
そして宏光は少し膝を曲げゆっくりと百合の唇にキスを落とした。
しばらくやさしいキスを交わしたふたりはゆっくりと唇を離した。
「......大好き、マジで(微笑)」
「私も、大好きです......(微笑)」