第13章 🍏Story１２🍏　　これからもずっと...

「......。」



「先生？どうしたんですか？」



「っ何でもねぇよ(苦笑)」



黙り込んだ宏光を百合は下から覗き込んでいた。



「会いたい時はまたいつでも会えますよ(微笑)」



「っそうだよな(苦笑)」



「......本当に心配症なんですね(笑)」



「だって心配なもんは心配だし......」



「......今日は無理なんですけど、
明日よかったらどこかに行きませんか？二人で(微笑)」



「っマジ！？」



「はい、卒業式まで忙しくてデートできる日も少なくて
人目を気にしないといけない時が多かったですけど......
これからは堂々とできますしね(笑)」



「そうだな(笑)
でもお前ちっこいし......中学生にでも見られるんじゃね？」←



「中学生って......酷いですねぇ(笑)」



「だってそうじゃん！
こないだだって一緒に出かけた時、
店員さんに『兄妹ですか？』なんて言われたし(笑)」



「っそれはぁ......北山先生も小さいからじゃないですか！」←



「それ関係なくね！？」



「だってぇ......」



ほっぺを膨らませる百合。



「まぁでも結局！俺は今のままの百合が１番好きだけどな(笑)」



「私も、背が異常に高い先生は嫌です(笑)」



「めっちゃズバッと言うなぁ......ってか百合って、
さり気なく毒吐くよね(苦笑)」



「そうですか？先生の思いk..「百合ー！そろそろ行くわよー！」あ、はーい！
じゃあ先生、落ち着いたらメール送りますね！」



「わかった、でもメールじゃなくて電話だと嬉しい(笑)」



「はいはいわかりました(笑)
じゃあまた後で！」



母に呼ばれた百合は、家族が待つところへ走っていった。