第3章 🍏Story2🍏 報われない?この思い...
宏光Side
職員室でコーヒーを飲み終えた宏光は保健室に戻っていた。
「......やることなくて暇ー( 一一)」
かちかちかち...
ボールペンをカチカチさせながら呟く宏光。
「琴吹とか来ねぇかなぁ......」
「ナイッシューっ!!」
「......?」
机に俯せていると、外の校庭から部活動中であろう生徒の声が聞こえてきた。
「行っけー高地!」
「よっしゃあ!1点返していこう!!」
「お、サッカー部か......」
(おれも青春時代はサッカーに夢中だったわ......)
ちなみにポジションはMF(ミッドフィルター)!
俺こう見えてサッカー得意なんですよ!(`・ω・´)ドヤッ
サッカーの推薦で高校に行きましたから(笑)
「決めろ高地!」
外からは太輔の声もチラホラと聞こえてきた。
「藤ヶ谷先生、サッカー部の顧問もしてたんだっけ?
ってなると生徒会の集まりは終わったってことか......」
そう言えばあの高地って生徒......
「シュットーっ!!」
優吾はドライブシュートを決めた。
「くっそぉ!!」
「ナイッシュー!」
「っしゃあぁぁ!!」
琴吹と同じクラスで次期キャプテンって言われてるエースだっけ?
「......身長高くて羨まし......」←
(スタイルもいいし......)
ざっとみて175、6㎝くらいかな......
しかも琴吹とは小学校以来の幼馴染だとか......
「琴吹って、高地や藤ヶ谷先生みたいにスラっとした長身のほうがいいのかな......」
実際長身でイケメンな人が彼氏が欲しいっていう女子生徒結構多いし......
「はぁ......( ̄д ̄)」
(身長欲しい......)←
こんこん...
「北山先生はいらっしゃいますか......?」
宏光が再び机に俯せてたの同時に、保健室の扉を開けるある生徒の姿があった。
「っ!」
そして俯せていた顔を思いっきりあげた。