第12章 🍏Story11🍏 想いよ届け
__保健室前
_コンコン「北山先生、藤ヶ谷ですけど......入りますよ。」
「っちょ待っ_ガラッ「北山先......せ?」......(汗)」
保健室を開ければ北山先生、そしてなぜか帰ったはずの琴吹がいて......
「っ藤ヶ谷先生!......っそのぉ......」
「っ琴吹......」
ふたりはなぜか抱き合っていて大分慌てていた......。
「っ違うんだ藤ヶ谷先生!これは!」
宏光は急いで百合から離れた。
まさかとは思ってはいたけど......
「......何してたんです?」
決して心いい光景ではなく、唐突に苛立ちも覚えてきた。
「っ遊び!遊びです!今の時期寒いから、おしくらまんじゅう的な!(苦笑)」
「っそうそう!(苦笑)」
「......。」
より一層慌てるふたり、さっきのあれが遊び?
絶対何かある......
「っ藤ヶ谷先生、また保健室に何の用ですか?」
「......足、すいません、軽い運動でやったつもりが悪化させちゃいました。」
「ありゃりゃあ......
軽い運動とは言え足でボール蹴っちゃダメですよ(苦笑)」
「すいません。診てもらってもいいですか?」
「勿論っすよ、足見せてください。」
「お願いします。......琴吹はそろそろ帰れよ?」
「あ、はい!お邪魔、しました......」
なぜか琴吹をこの場に居させたくなかった。
百合はぺこりと頭を下げ保健室を出ていった。
「......。」
「......えぇっと足は、あ......結構腫れてますねぇ(苦笑)
まずは冷やさないと!」
「......。」
一体、
このふたりはどういう関係なんだよ......
思えば思うほど、
心が締め付けられた......。