白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
[白崎零蘭]
それからしばらくたって、桐皇に敗退した私達は強化合宿に出掛けることになった
帝光時代でもやっていたことなので、私は久しぶりの感覚に心を弾ませていた
今はリムジンに乗って待ち合わせ場所へと向かっているところ
窓から見える青い海に期待が膨らむ
そういえば、帝光の合宿も海だったわね.....
朔夜『お嬢様、もうそろそろ到着いたしますので、ご準備を....』
『は~い♪』
朔夜『クスッ、お嬢様、楽しそうでいらっしゃいますね』
『ええ♪』
待ち合わせ場所にはリコさん以外が到着していた
近くで降り、荷物を下ろしてもらう
朔夜『では、お気をつけて...』
『ありがとう♪』
『おはようございます♪』
立花『お姉様!おはようございます!』
黒子『おはようございます』
日向『つーかお前、今リムジンに乗ってこなかったか?』
伊月『金持ちなのか....』
『えぇ、まぁ...』
暫くしてリコさんがお父様の車で到着した
あの人、確かバスケの元全日本選手の..
『あの、相田影虎さんですか?』
影虎『お!?なんつー美人ちゃんだ!リコたんと良い勝負してるぜ!』
リコ『ちょ、パパっ!!』
リコ、たん?
多分リコさん大好きなんだろうな.....
羨ましいなぁ....お父様、か
影虎『お嬢ちゃん、名前は?』
『白崎零蘭です』
影虎『おっ、名前も可愛いな♪(白崎?まさか、煉の....?)あぁ、そうだガキ共、娘と零蘭ちゃんに手ぇ出したら、殺すぞ』
『『『『はいぃっ!』』』』
心配性なのね、景虎さんは
リコさん可愛いんだもの
リコさんに付いて私たちは歩き出すが、行き先は体育館とは真逆の方向
小金井『体育館じゃねーの?』
リコ『体育館も借りるのタダじゃないのよ!夕方から!』
日向『え....今からは?』
リコ『海よ!』
浜辺に着くと、リコさんはみんなに今回の合宿の目的を話す