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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第25章 ★赤色王者の猛攻★




そこに前線に出ていたはずの緑間が駆け込み、葉山のボールを弾いた


葉山『(いつの間に...うっわ、戻り早っ..)』


そのボールを高尾が拾うと、即座に走り戻る緑間へと渡す。すかさずマークを担当している二人がダブルチームで道を塞いでくる


緑間『足手まとい...?何を言ってるのだよ』


緑間の道行きを促すように、絶妙なアイコンタクトとタイミングで木村のスクリーンが入り、緑間は一気に駆け抜ける


次に対峙した根武谷が緑間のシュートを警戒しブロックに跳ぶ。それを見越し、直前で宮地へとパスをだした


緑間『このチームで足手まといなど、俺は知らない』


緑間の脳裏に、仲間達の姿が過る。彼は知っていた、仲間達が秀徳レギュラーになる前から、そしてなった後でも、誇りとプライドを胸に毎日見えない場所でひたすらに努力している事を


先程葉山にドリブルで抜かれ続けた屈辱を晴らさんばかりに、豪快なダンクを決めると、会場から歓声が飛び交う


自身も決めることを忘れず得意の3Pを決めると、第2Q終了には39対39の同点にまで追い上げた


根武谷『流石に一筋縄じゃいかねぇな緑間真太郎。どうする...もう一人つけるか?』


赤司『いや必要ない。これ以上人数をさくのは逆効果でしかない。五将といえど今の真太郎を止めるのは難しいだろう、後半は一人でいい...真太郎とは、僕がやろう』






リコ『零蘭ちゃん』

『リコさん、お疲れ様です』

リコ『貴女もね。それで状況は?』

『今からアップ開始するので、その時に纏めてお話しします』


第2Q終了と共に、誠凛と海常がコートに姿を見せた。現在の試合のインターバル中は、次の試合カードの高校がアップをする時間となっている


そのため秀徳と洛山は一度控え室に戻ることになるのだが、その際それぞれの高校とすれ違うことになる

海常がすれ違ったのは秀徳だった




黄瀬『調子、悪くないみたいっすね』


緑間『ふん...どうかな。赤司はまだ"眼"を使っていないのだよ。使ってくるとしたら後半からだ、そこからが本当の勝負なのだよ』


両者はそれ以降口を開くことはせず、それぞれの方向へと歩いていった


一方、誠凛がすれ違ったのは洛山。黒子、火神の前に赤司が立ち止まった





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