白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第19章 ★風呂と覗きと合宿と★
?『おい、何してんだ....』
突然の声に、あともう少しのところで今吉の動きが止まり声の主の方を向く
今吉『なんや青峰かいな』
『大、輝...っ』
青峰『今吉サン、そいつは俺のもんだ。さっさと離せよ』
今吉『おぉ怖っ♪分かったからそんな睨むなや』
今にも掴みかかりそうな青峰にケラケラ笑いながら零蘭から退く。即座に青峰は駆け寄り抱き起こす
青峰『大丈夫か?』
『ありがとう大輝。私は大丈夫よ』
今吉『お姫さん、さっきワシが言うたことはちゃんと考えておいた方がエエで。自分が選ばん限り、惚れとる男達は不安を抱えたままや』
それだけ告げると二人に背を向け去っていく
『(誰か....一人....。分かってはいるけど、そんなの.....嫌)』
どうしようもない気持ちが頭を巡り、それを振り払うように目の前の青峰に抱きつく。その青峰はというと突然抱きついてきた零蘭に驚くもしっかり受け止める
青峰『何言われた?』
『男取っ替え引っ替えしてるって....遊びだって....。一人に選ばないと、みんな離れてっちゃう...』
青峰『んなもん真に受けんな。俺はお前が選ばなくてもずっとそばにいるって決めてんだ。あいつらも同じこと言うに決まってんだろ』
『....本当?』
青峰『俺はお前しかいらねぇ...』
何度も言わせんじゃねぇよ....と再び押し倒される。だがさっきとは違い抵抗する気は零蘭にはなかった
『大輝....///』
そっと頬に手を添えればその上に手を乗せられ、そのまま顔が近づき優しくキスされる
『ん....ねぇ、大輝...』
青峰『あ?』
『もっと、キスして...///?』
風呂上がりで頬が上気しているということもあり何時もより更に色っぽい零蘭に鼓動を高鳴らせながら、彼女の要望に応えるように唇を奪った
『ん...///っあ....////』
青峰『零、蘭....』
青峰は少しでも彼女が安心できるように、満足するまでキスし続けた