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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第18章 ★因縁の戦い★













嘘.....









日向先輩....いたのね.....







てことは今までの会話は全部聞かれちゃった可能性がある






幸い兄さんは別の方向から帰っていったから会ってないだろうけど





『はい....』
















日向先輩に連れられ、会場近くにあるストバスを訪れる





彼と向かい合うと冷たい風が頬を掠める。私を見つめる日向先輩には明らかな疑いの色が見え見えだった。それでも私はできるだけ平常心を装う









『それで、どうしたんですか?』





日向『お前....花宮と知り合いだったのか..』





『.....なんのことです?』





日向『前にお前が見せてくれたフローターショット。あのフォームは今日の最後に花宮が打ったのと全く同じだった。それに.....さっき廊下で話してただろ』





やっぱり聞かれちゃってたか....






『.....そう、ですね』





日向『っ.....』




あんな言い方してたけど、嘘であってほしかったのね。今にも絶望で潰れそうって顔になってる




なんて考えていたら両肩を掴まれフェンスに押し付けられる





いきなりされたからとっさに動けなかった





その上肩に指が食い込むほどに力を強められる





『いっ....た.....!』





日向『何でだ....あんなやつの知り合いなら試合前やそれよりも前に止められてただろうが!!!何で止めなかったんだ...っ!!』





ちょ....さすがに、痛すぎる....っ





『日向、先輩っ....痛い....です...っ!』





日向『お前が止めてくれてたら、木吉の膝が!身体があんなんになることなんてなかった!!』





これ以上ないくらいに力を強められ、余りの痛さに抵抗するけど全然敵わない





話しも聞いてもらえないし、このままじゃ...










?『日向っ!!!!』







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