第6章 バレンタイン
ルフィside
一ヶ月も頑張って、隠しながらサンジに教えてもらってた。
匂いでバレそうになるけど、そこはうまくサンジが誤魔化してくれて明日にはバレンタイン当日。
今のところバレてはいない。
ウソップ「おいサンジまだかおやつ」
サンジ「まぁ待て今出来上がるからよ」
あとはこれに、チョコレートをかけて終わり。
アリス「できた!」
ウソップ「おおー、完成したのか? うまそう」
サンジ「オメェのじゃねぇよ、お前はこれでも食ってろ」
チョコがけのクッキー
私が作ったのはチョコレートカップケーキ
トッピングも、綺麗にできた。
ウソップ「このカップケーキ誰に?」
アリス「明日まで秘密」
冷蔵庫にしまうと同時にルフィが入ってきた。
ルフィ「チョコレートの匂いがする」
サンジ「これだろ」
クッキーをルフィに差し出す。
ルフィ「なんか最近やたらと、チョコレート菓子が多い気がする気のせいか?」
ウソップ「そういえば、三週間前からチョコレートを使った菓子が多なぁ」
サンジ「文句があるなら、食わなくてもいいぞ」
ルフィはクッキーの皿ごと取って、頬を膨らませて言う。
ルフィ「文句はねぇよ、俺は美味ければなんでもいい」
大丈夫試食は何回もしてるし、ウソップが実験体になってた。
ウソップ「どした? アリス? 考え事か?」
アリス「あはは、何でもない」
キッチンを出て行く。
やばいバレるところだった。
あっ! ラッピングするの忘れてた。
部屋に戻って、小さい袋を取り出して。
あと紐
ナミ「袋と紐をどうするのそれ」
ナミには言ってもいいかな。
アリス「実はバレンタインにあげる、チョコを包む袋」
ナミ「誰に?」
ニヤケ顔のナミ絶対面白がってる。
アリス「ルフィに・・・」
ナミ「まぁ、ルフィのあの態度はアリスへの嫉妬心を抱いてるから大丈夫なんじゃない」
どうして? ルフィは恋に関してちょーか付くほど鈍感そうなのに私はそうゆうイメージしかない。
アリス「鈍感そうなルフィなのに?」
ナミ「えぇ、本人は自分ぎ嫉妬なんてしめるなんて思ってもないでしょうけどアリスが他の男と話してる時なんか、ジロジロみて聞き耳立ててるんだから」