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色とりどり

第5章 赤髪


次の日には私の体調は完全に良くなっていた。

明日には夏島へ着く。

自分の部屋と言っても、前の部屋と船長の部屋を繋げてしまって共有の部屋で寝るところは同じベッド。

シャンクスは今は甲板に出てて、今が水着を試着するチャンス。

去年確か一番下の引き出しに入れたっけ?

白のビキニでフリルが付いてる普通の水着。

トップスを脱いで、ブラを外してスカートも脱いでパンツも脱いで水着を着る。

大丈夫太ってない。

良かった。

水着を脱いで洋服に着替えて直すと、ガチャリと扉が開くとシャンクスが入ってきた。

ベッドにある、水着に視線があった。

シャンクス「これから、水着を試着するのか?」

アリス「もう試着して、今着替え終わった後だよ」

つまらなさそうだ。

アリス「明日着るから」

シャンクス「楽しみにしてるか」

アリス「うん」

そう、明日になれば夏島に着く。

宴もやるから。

タンスに戻そうと思ったら、もう一つワンピースみたいなピンクの水着が出てきた。

シャンクス「それは?」

アリス「水着だと思う」

後ろから声がして立ち上がって、振り返るとシャンクスがいた。

そっか去年買った水着だ。

ビキニが恥ずかしくて、まだ私は片思いしたばかりの頃。

その翌年にはこんなにも、好きになるなんて思わなかった。

まさか両思いで恋人同士になるなんて、嬉しくて顔がにやける。

シャンクス「何をニヤついてるんだ?」

アリス「去年の事を思い出してて」

シャンクス「去年? 確か無人島だったか?」

そう、無人島で私は海水浴をした。

シャンクス「俺はその時は、アリスの事を片思いを自分だけしてると思ってたからなぁ」

初めて聞いた、じゃあ両思いだったんだ。

アリス「私も同じ想いをしてたんだよ」

シャンクスは私の頬を両手で包み、軽いキスをする。

普段は貪るようなキスなのに、可愛らしいキスに驚く。

夏島に着いたら思いっきりシャンクスと海で遊びたいなぁ。
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