第1章 緑色の恋
麦わら海賊を乗せた、サウザンサニー号はある街でログが溜まる5日間停泊していた。
そこそこ栄えてる、街はルフィ、ナミ、ロビン、チョッパーは買い物に出ていた。
停泊して初日だから、四人がはしゃいで行くのも無理もない。
私はサンジ君が居るキッチンに向かった。
中に入ると、目をハートマークにして話しかけてくる。
サンジ「アリスちゃ〜ん何か飲む?」
アリス「そうだね、コーヒーを頼もうかな」
サンジ「は〜い、喜んで」
しばらくしていい匂いがしてくる、扉が開きフランキーが入ってきてサンジ君に言う。
フランキー「コーラを頼む」
サンジ「自分でやれ」
男の人には冷たいサンジ君は、私の好きな人には格別冷たい。
敵視した目で見るし、喧嘩いつもしてる。
冷蔵庫からコーラを取り出して、私の隣に座りコーラを飲む。
コーヒーが出来たらしくて、私に出してくれた。
口を付けると苦味が口の中で広がる。
美味しい
フランキー「そういや、アリス」
アリス「何?」
フランキー「さっき甲板でゾロを見かけたんだが、船を降りたんだ声を掛けようと思って近づいたらよ、船の下には女性が居たんだよ」
女性と? 胸が痛む
サンジ「くそマリモのくせに」
フランキー「その女性がよ、ゾロの腕を引っ張って連れて行ったんだよ」
やめて聞きたくない!!
サンジ「マリモがタイプな人何て、この世にいたんだな」
ゾロがタイプなんて、この世にいっぱい居るよ。
顔もカッコいい、優しい、強い、低い声。
フランキー「でよ二人で街に・・・」
そう言いかけたのを私が大声出して遮る。
アリス「やめてよ! これ以上聞きたくない!」
コーヒーを飲み干してキッチンを出た。
夕方にはルフィ、ナミ、ロビン、チョッパーが帰ってきた。
私は街の方に船縁に腕を乗ってけて見つめていた。
すると私の横に来たロビンが話しかけてきた。
ロビン「ゾロは帰ってこないわよ」
どうして? ロビンが何でそんな事知ってるの?
アリス「どうして?」
ロビン「あの女性の家に泊まるんですって」
アリス「理由は?」
ロビン「さぁ? 理由は分からないけど」
そう言ってロビンは生簀の水槽がある部屋に行ってしまった。